賃貸の風呂リフォームで入居率を上げるコツとは?費用や工期の目安も解説

賃貸物件を探している人にとって、水回り、とくに風呂のよし悪しが大きな決め手となるのはご存知でしょうか。
きれいで使い勝手のよい風呂なら、入居者アップも大いに見込めます。
そこで今回は、入居者アップにもつながる賃貸の風呂リフォームについて、種類ごとの費用や工期の目安などを詳しく解説していきます。

 

1.賃貸物件の風呂リフォームとは?

賃貸物件の風呂リフォームは、入居者が行うものなのでしょうか。それとも所有者が行うものなのでしょうか。また、風呂リフォームを行うメリットや注意点はあるのか解説していきます。

 

1-1.賃貸物件の風呂リフォームは誰が行う?

入居者が過失によって破損・汚損してしまった場合など、風呂リフォーム費用は入居者負担になるケースもあります。
ただし、経年劣化に伴う浴室内の破損・汚損や、風呂の耐用年数が経過したことによる入れ替えなどは、物件の所有者である貸主が負担することになります。
経年劣化による風呂の破損・汚損の例には、次のようなものがあるでしょう。

・天井や床、壁の汚れやカビ

・コーキングの剥がれやカビ

・排水管が劣化したことに伴う汚水や汚臭

・給湯器の故障

・換気扇の故障や動作不良

・浴槽の破損

 

1-2.風呂リフォームを行うメリットとは?

賃貸物件を検討している人の中で、水回りにこだわる人が多くいるのはご存知でしょうか。

とくに風呂の使い勝手や清潔感を重視する人は多く、風呂リフォームを行えば入居者が早期に決まる可能性があるのです。

また、風呂を広くしたり最新設備を導入したりすれば、物件の価値自体を上げられる効果も期待できます。

 

1-3.風呂リフォームを行う上での注意点は? 

風呂リフォームには費用が掛かります。工事の内容によっては、高額な費用が掛かってしまうこともあり得ます。

また、工期についても気を付けないと、入居者が入居を希望するタイミングに間に合わないかもしれません。賃貸物件の風呂リフォームをする際には、費用と工期を事前に十分検討する必要があるでしょう。

 

 

2.賃貸物件の風呂リフォームの種類とは? 

賃貸物件の風呂リフォームには、次の3種類があります。

 

2-1.全体リフォーム 

風呂全体を、大きくリフォームするのが全体リフォームです。
たとえば、浴槽を交換しシャワーなど周辺設備も一新するなどして、床や天井、壁も新しくするようなリフォームが全体リフォームです。

 

2-2.部分リフォーム 

風呂の壁や床、天井の張り替えや塗装、ドアの交換など部分的なリフォームが、部分リフォームに当たります。

 

2-3.設備リフォーム 

風呂のシャワーヘッドや水栓を交換したり、手すりや浴室乾燥機を新たに設置したりといった、設備を新しくするリフォームが、設備リフォームです。

 

 

3.賃貸の風呂リフォームの費用とは?

賃貸の風呂リフォームは、次のように高額になるものと安く抑えられるものとがあります。

 

3-1.高額になる風呂リフォームとは?

風呂全体をリフォームして生まれ変わらせる全体リフォームは、費用も高額になります。多くの賃貸で採用しているユニットバスの場合、ユニットバスの費用と工事費が必要になります。
ただし、風呂全体のイメージを大きく変化させて清潔感もアップさせられる効果は絶大でしょう。
また、浴室TVや追い炊き機能・浴室スピーカーや残り湯利用機能といったオプションも、付けただけ機能性や快適性はアップしますが、費用もその分掛かります。

3-2.安く済ませられる風呂リフォームとは?

床や天井、壁の張り替えだけ行う部分リフォームの場合には、費用はそれほど掛かりません。
さらに張り替えに使う資材によっても、価格は変わってきます。たとえば壁は、パネル張りがもっとも高額で、タイル張り、フィルム張りの方が安く抑えられるでしょう。
また、シャワーヘッドや水栓など故障した個所だけリフォームする設備リフォームも、全体リフォームより費用は安く抑えられます。
近年、シャワーヘッドや水栓などは機能性の高いものも多く販売されています。最新のものに交換するだけでも、使い勝手のよさはかなり高まるでしょう。

 

 

4.賃貸の風呂リフォーム、工期の目安は? 

賃貸の風呂リフォームを行う場合、内容によって次のように工期も異なります。

 

4-1.工期の長くなる風呂リフォームとは? 

全体リフォームは、もっとも工期の掛かる風呂リフォームです。
ユニットバスを入れ替えた場合、まず既存ユニットバスを解体し、電気工事や給排水工事・壁やドア枠の作り直しなどを行った上で、新しいユニットバスを取り付けます。
それには、4日前後の工期が掛かるでしょう。また、オプションによっては、追加工事にさらに時間の掛かる場合もあります。

 

4-2.工期の短い風呂リフォームとは?

部分リフォームや設備リフォームは、次のように1日から2日あれば終わるものが多いでしょう。

・浴室の塗装:1日~2日

・壁や天井、床の張り替え:1日~2日

・ドアの交換:1日

・浴室乾燥機の設置:1日

・手すりの設置:即日

 

 

5.まとめ

多くの人にとって、賃貸物件を借りるかどうかの決め手となるのが、風呂の清潔感や使い勝手のよさです。経年劣化によってリフォームする必要のある賃貸の風呂ですが、風呂をリフォームすることで入居者アップも見込めます。ただしリフォームの内容によって費用や工期は異なるので、よく検討しましょう。

「株式会社丸昌」では、リフォームや外壁塗装を幅広く承っております。賃貸物件の風呂リフォームについても、現状を確認した上で工事内容をご提案いたします。賃貸物件のオーナーの方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。